間違いやすい「アレルゲン」

わんぱくランチアレルギー対応バージョンを見ていた若いスタッフが、
「オレンジアレルギーの子どもがみかんを食べることができるの?」

とても驚いていました。給食でアレルギー対応を行うのためには、食品の知識は必須。紛らわしいな~。と思う食品をあげてみます。

①卵アレルギー
鶏肉、魚卵、卵殻カルシウム は食べることができます。

②牛乳アレルギー
山羊乳、めん羊乳、乳化剤、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸菌は食べることができます。

③小麦アレルギー
しょうゆ、大麦、ライ麦、オーツ麦、麦芽糖は基本的に食べることができます。
*主治医の指示がある場合のみ除去

④大豆アレルギー
小豆、いんげん豆、えんどう豆は基本的に食べることができます。
*主治医の指示がある場合のみ除去

⑤えびアレルギー
しゃこ類、あみ類、おきあみ類は食べることができます。

⑥オレンジアレルギー
うんしゅうみかん、夏みかん、はっさく、グレープフルーツ、レモンは食べることができます。

⑦さけアレルギー
にじます、いわな、やまめは食べることができます。

鶏肉と卵のように食品の関係、「乳」のような文字、「えびとしゃこ」のような見た目など、いろいろな理由で紛らわしいのです。一度憶えても、また「あれっ?」となってしまいます。

わんぱくランチ5.8では、献立作成時に、除去すべきアレルギー食品に対して警告してくれます。ソフトでアレルゲン管理を行うことは、ミスを防ぎ、混入リスクを下げることになります。

保育園と家庭とが除去食品について知識を共有できるところもよいと思います。一貫したケアは園児のQOL向上につながります。