離乳期の「手づかみ食べ」

2007年3月に厚生労働省から「授乳・離乳の支援ガイド」が発表されて3年がたちました。

このガイドラインの中で、食べ物をかみ砕いたりのみ込んだりする機能の発達に、、「手づかみ食べ」が重要な役割を果たすということで取り上げられました。

1 目で食べ物の位置、大きさ、形などを認識
2 食べ物のかたさや温度などを確かめる
3 どのくらいの力で握るのかというもを感覚で覚える
4 目と手と口の連携で食べ物を口に適量入れる
5 噛んで飲み込む

保育園で、これを進めるのは、意外にハードルが高いようです。子どもの食事で困ることで最も多いのは「遊び食べ」だからです。年齢の小さい子まで、まねをしてお皿に手を突っ込んだり、食べる気がないときは、食べ物を投げたり・・・。

しかし、手で食べることが定着すると

・スプーンやフォークが上手に使える。
・適量を口に入れることができる
・「自分で食べたい」 という意欲が高まり、積極的に食べる

と効果は抜群のようです。

手づかみ食べについては園長先生が「行儀が悪い」という園もあるようですが、調査結果ら有効であることが示されているので、保育園でも取り入れるべきでしょう。

ある保育園の給食公開日に全年齢で「手づかみ食べ」を実践したところ、保護者が、「子どもが楽しんで食べている。家庭での食事の参考になる。」と大好評だったそうです。この時期は食事中に、「○○してはいけません。」と否定的になることがよくありますが、手づかみ食べを進めて「できるかな?」、「してみよう。」と肯定的になることで、子どもとの食事時間が楽しくなってよいかもしれませんね。

乳幼児をもつ保護者にとって、食事、睡眠、排泄は最大の関心事。保育園からも上手に支援したいですね。