天候と農作物

今年の夏は猛暑!連日ニュースでは熱中症が取り上げられています。

この暑さで、農作物にも被害がでています。
家業がお米に携わる仕事なので、この暑さでとても大きな影響を受けています。新米になって、おいしいはずの炊きたてご飯を食べても、今年は「あれっ」て感じです。炊飯器を開けて、しゃもじを入れた時に、今年のお米は違うな~。と感じます。おいしくなければ、必然的に価格が下がり、お米に携わる人の元気がなくなります。

10数年前の冷害を思い出します。品種改良も進み、農薬、化学肥料を使う現代でも、作物のできは天候に左右されます。

農家の人たちは、太陽が照れば安心し、夕方になって風が吹けば、「気温が下がるな~」とほっとし、雨がふれば喜ぶ。作物のことを思うと、太陽、風、雨、全ての自然に感謝ができます。

昔から、作物の無事の収穫を祈る行事、収穫を祝うお祭りが全世界体に行われています。私たちは自然の下で生きています。

食事時の挨拶である「いただきます。」という言葉の「いただく」という意味を深く考えさせられます。