炭酸飲料に関する研究はたくさんあります。
日本の研究では、炭酸飲料を飲む子どもは、スナック菓子を多く食べる、野菜の摂取量が少ない傾向があることがわかっています。
今回はイギリスの介入研究紹介します。
6つの小学校で7-11才の644人の生徒を対照に、炭酸飲料を控えるように指導することで肥満を予防できるかどうか検証されました。介入では、バランスのとれた健康的な食生活を肯定することによって炭酸飲料の摂取を控えるよう指導されました。こどもたちは「砂糖の消費を減らすことで身体全体が健康になる。歯の健康によい」と教えられました。
この他に授業で行ったことは
・水を飲むように推奨。
・果物を試食。
・歯の標本を配り、コーラが歯に対してどんな効果を持つかを観察。
・健康的な歌詞をつくる。
非介入群では、炭酸飲料の消費量が0.2杯増加していたのに対し、介入群では、逆に0.6杯減少しました。また、過体重(肥満を含む)児童の割合が、非介入群で7.5%増加していたのに対し、介入群では、逆に0.2%の減少が見られました。
炭酸飲料の消費を減らせば肥満は減るということが示唆されています。
先日、スーパーで、幼児用「はじめての炭酸飲料」という商品を見ました。小さい頃から炭酸飲料を飲む習慣は絶対に避けたいものです。
0キロカロリー飲料にも注意が必要です。