アレルギー管理・大豆発酵食品

お客様から、大豆アレルギーの場合は大豆製品である調味料も除去・代替しないといけんませんよね~。というお話をいただきます。

保育園で大豆アレルギーの園児のために「しょうゆ・みそ」を除去するのにはコストがかかります。

・使用頻度が高いため、厳重な注意が必要→人件費がかかる
・代替食品を購入する必要がある。 

厚生労働省科学研究班の食物アレルギーの栄養指導の手引きでは、調味料は微量反応する重篤なアレルギーでなければ食べられる場合が多いため、主治医に摂取できるかどうかを確認すること。となっています。

今まで研究班で作成した指示箋、診断書、意見書では、全て「しょうゆ・みそ(可)」の項目があります。保育園で無意味なコストをかけることがないよう、アレルギー専門医から指示をいただくべきです。

ちなみに大豆油も殆どのケースで除去する必要がありません。保育園では大豆油が含まれる大豆油をよく使いますが、精製した油にたんぱく質が殆ど含まれないため、微量反応する重篤な大豆アレルギーでなければ問題なく食べることができます。

保育園でアレルギー対応給食を提供するためには、医師との連携が欠かせません。