給与目標量の算出方法は?

「給与目標量の算出方法は?」 監査の提出資料によくある質問です。
どうやって記載したらよい?というご質問をよくいただくので簡単にまとめてみます。

わんぱくランチお使いのお客様は下記のようにお答えいただくとよいと思います。

・2010年食事摂取基準値を用いて、保育所で給与する割合を○○%(40~45%)として目標量を算出。
・集団の特性(性、年齢階級、身体活動レベル)から、3歳以上児、3歳未満児の2グループの目標量を設定。
・エネルギー給与量については、個々の体位(推定エネルギー必要量)を考慮している。

目標量の見直しについての質問もよくあります。
・年齢構成を考慮して、年に2回以上目標量を設定。(2回の地域が多い)
・摂取量(残菜)を把握し、目標を見直している。
・成長曲線で個々の園児の成長を確認し、給与量を検討している。

また、監査当日、「食事摂取基準値の何を目標値にしている?」と聞かれることがあるようです。

ナトリウムと食物繊維については「食事摂取基準値の目標量」を給食の目標量設定のもとにしています。「食事摂取基準の目標量」は、生活習慣病一次予防を目的として算定された値です。

その他のビタミン、ミネラルについては、「食事摂取基準値の推奨量」を目標量設定のもとにしています。集団の場合、不足が生じていると推定される対象者がほとんどいない摂取量です。

ユーザー様から、監査の途中に「教えて~。」とお電話いただくこともあります。この辺りになると難しいですよね~。秋に監査がある地域も多く、アドムには栄養に関する質問が多くなっています。この時期になると、私もしっかり勉強しなくっちゃ!と思います。