給食の「おかわり分」 どうしてる?

保育園給食では、「おかわり」を楽しみにしている子どもたちがいます。

この「おかわり分」の材料の追加はどうする?というお話です。

よく頂くお電話の内容は

①おかわり分として食数を増やして材料を追加購入?
→食数は1人分給食費の算出に必要なので、増やすことができない。

②おかわり分として1人分の分量を増やして追加購入?
→1人分の給与栄養量が高くなってしまう。

まずは、現在の給与栄養目標量が適正がどうか検討してみましょう。

目標エネルギーは、その年齢の子どもの平均体重から算出されているので、作った料理を均等につけ分けた場合、

・体が小さく必要量が少ない子 → 量が多すぎる場合がある
・体が大きく必要量が多い子 → 量がたりない場合がある

一般的には栄養必要量が少ない小さな子どもたちには、「食べることができる量=少なめ」に盛り付けるので、必然的に料理が余ることになります。これを栄養必要量が多い子ども達が、「おかわり」として食べています。

このおかわりがなくて困っている!と言う場合は、保育園での給与栄養目標量が低すぎるのかもしれません。1日の食事摂取基準値の何%を保育園で提供するかは園独自で決めることができるので、一度見直してみましょう。(厚生労働省ガイドライン)

現場では1日の食事摂取基準値の40~45%程度を保育園で提供しているケースが多いようです。(参考までに)

また、保育園では特定の日に「足りない!おかわり分がない!」と言われて困ることがあります。

・カレーライス
・から揚げ
・ハンバーグ
・ポテトサラダ

こういう日は、いつも少量しかたべない子供たちが1人前食べるので料理が残らず、おかわりができませんが、これは仕方がないこと。

満足できなかった子どものために、おやつのメニューを工夫するなどしましょう。保育室で子どもの様子をみながら分量の調整ができるメニューがよいですね。ここは担当者の献立力のみせどころです。