料理の温度が給食のおいしさに大きな影響を与えるために、現場では【温度】についていろんな不満があるようです。
<給食室>
温かいものを食べてもらおうと思って、配膳時間に合わせて作ったのに・・・・・・
→前の活動が終わらず、給食開始時間が遅れたために料理が冷めた。
→保育士さんの行動が遅く、なかなか食べさせてくれないから料理が冷めた。
→保育士さんの給食指導の仕方で、食べるのを遅らせることがある。
(特に汁物など)
<保育室>
適温の料理を食べさせたいのに・・・・・・・・・
→運ばれてきた時から冷めている。
→ポテトサラダなど、マヨネーズ味の料理が温かく気持ち悪い。
→汁の温度が高すぎて、子どもに食べさせにくい。
日本人がおいしく感じると言われている温度を下記に示します。
ご飯 40~42℃
みそ汁 60~80℃
煮物 45~55℃
酢の物 24~25℃
サラダ 20~25℃
(日本栄養士会編 栄養士必携 第一出版 2003より)
適温は、年齢、配膳方法によっても違います。
子どもにとって安全でおいしくたべることができる温度を、職員全員で共有し、基準をもてるとよいと思います。一番おいしい温度で食べてもらえるように、作る人、食べさせる人が協力できるとよいですね。
給食については、なぜか不満!がいっぱい。それだけおいしいものを食べたいということだと思いますが・・・。
栄養士さんへの質問で、必要なスキルは?の回答で3つ目に上がるのは、コミュニケーション能力。それだけ給食担当者はたくさんの事を調整し、たくさんの人と協力しなくてはいけないということですね。