牛乳パックをお湯につけて温める

ユーザーから、「牛乳パックをお湯につけて温める方法はどうでしょう???」ご質問をいただきました。

保育園で、お湯の中に牛乳パックが浮いているのを見たことがありますが、確かな安全性については考えたことがありませんでした。

心配されることは、

1 牛乳パック容器の材質の耐熱性
2 牛乳の品質変化
3 衛生管理(温度)

牛乳メーカー(明治)と保健所(一宮)に問い合わせてみました。

牛乳パックの材質は紙とポリエチレンの3重構造で、内側は規格が定められているポリエチレンだそうです。110℃から溶け始めるということですが、牛乳の沸点は100.55℃なので、ポリエチレンが溶けて牛乳に混入することはないようです。

牛乳の品質については、加熱してももちろん変わりません。

最後は、温度の管理について。加熱する場合、給食では75℃1分間の中心温度を確保しますが、これは菌が付着している可能性がある食品についてのこと。牛乳にはもともと規格がありこれには該当しないので、適温(40℃ぐらい)にすることに問題はないそうです。

メーカーにも保健所にも「温めた牛乳が余った場合の処理には注意していください。」と言われました。牛乳の保存温度は10℃以下なので、温めたことにより、安全性が担保されなくなっているので必ず当日廃棄する必要があるとのとのことです。

牛乳パックごと温める行為には問題がないようですが、ネット上では批判的なコメントもあります。具体的ではなく「信じれれない!」みたいな感じの書き込みです。家庭的でない感じがいけないのでしょうか?