保育園の夕食の現状

ユーザーから保育園の夕食についてご質問がありました。

まずは、夕食の実施率を調べてみました。

保育所における食事の提供に関する全国調査(平成23年11月30日現在)によると
(一般社団法人日本保育園保健協議会)

夕食実施率は、2.64%(9812施設中、259施設)となっています。

実施施設は、それ程多くないことがわかりました。

横浜市で10箇所の保育園を運営している理事長先生のお話では、夕食についてはいろんな意見があるそうです。

<保育園>
・夕食を出すことで、保育時間が伸びて親子の触れ合いの時間が減ることが不安。
・ニーズはあるが、実施しても利用者が少ない。
・働く保護者を支援するうえで、とても重要なサービスだと思う。

<保護者>
・とても助かる。時間と気持ちに余裕がでて、子どもと向き合える。
・自分で作るより、栄養バランスがよいから利用した方が子どもにとってよい。
・利用したいが、夕食ぐらいは・・。と思い、利用できない。
・夕食まで保育園に頼りたくない。

さて、夕食の献立はどのようなものなのでしょうか?とても気になります。

数年前に調べた時は、比較的に軽食で、具だくさんの麺とか、丼とかが多かったのですが、今は、昼食と同等の献立を提供している園がたくさんありました。例えば、ご飯、野菜スープ、マーボー豆腐、果物。きちんと栄養計算して、献立表を公開しています。継続的に利用する園児さんが増えているのだと思います。

わんぱくランチでは、4月から【休日献立】を提供することになりましたが、近い将来【夕食献立】にも対応することが必要になるのだと感じました。みなさんがどんな料理を夕食に提供しているのかを、これからも調査していきたいと思います。