アレルギー対応はやっぱり難しい

先日、伺った自治体の栄養士さんに、アレルギーに関する現場のお話をいろいろ聞かせていただきました。

厚生労働省のガイドラインでは、生活管理指導票に基づく除去が推奨されています。

これに関して現場で困っていることは、

①医師が記入する様式なので、料金がかかるケースがある。
→今までは、保護者が聞き取って、記入する様式を使ってきた。

②アレルギーの原因食品は完全除去が基本なので、それを忠実に守ると今まで食べていた食品まで除去する必要がでてくる。中途半端な対応では、生活管理指導票を生かすことが難しい。

③自治体、保育園の職員の意見にバラツキがでている。
ガイドライン通りの対応で、除去を基本とすべき。⇔今まで通り個別対応。2つの意見が対立。

安全性を考慮した対応をシステム化してきた自治体ほど、現在困っているというのが現状のようです。改めて、保育園でのアレルギー対応の難しさを感じました。