お米の価格と味

今年は、お米の価格上がっているので9月~10月に業者さんから値上げをお願いされた保育園も多いのではないでしょうか?家業が、【米仲介業者】なので、施設や病院で働くお友達から「値上げはしょうがない?」とたくさん質問をいただきました。

答えは、2000円台~3800円(10Kg)のお米を使っている施設は、値上げはしょうがないようです。理由は、前年からの繰り越し在庫が少なく、輸入米の需要が高まり、その結果、低価格の米の値が上がったからです。

毎日食べるお米のおいしさは、意外に関心がなくなってしまうところですが、この機会に保育園で使っている価格とお米の品質(おいしさ)を確かめてみてはいかがでしょうか?

お米のおいしさに関わる要因は

①生産地域
②品種
③収穫してから期間 (新米・古米)

①、②、③すべてがダイレクトに価格と味に関係します。これをコントロールしているのが、お米屋さんなので、業者さんはとても重要です。自治体が、お米業者を2~3箇所にして月単位で納入してもらうように指導している理由がわかります。

米仲介業者である義父の話では、お米屋さんによって米の購入方法から管理方法、精米方法まで違うようです。よい業者さんは、

①農協だけでなく地元農家から直接購入している。
品種によって買い分けてる業者は、価格が安くておいしい。コメ不足の時にも安定して供給できる。

②同じ品種の米を大量に購入している。
米を安く仕入れることができる。

③自社で精米している。
精米したての米を納品できる。

④高度な精米機を使っている。
精米時に、お米が熱くならない精米機は、品質が落ちない。

⑤常温保存と、保冷保存がある。
保冷庫がある業者は、春から夏にかけて味がおちにくい。

自分たちではできないことなので、業者選びの重要性がわかります。家庭で食べるご飯とは条件が違って比較ができないので、やはり、同じ品種、同じ価格の米を別業者から購入してみるもがいいかもしれません。