保育園給食で【東京都知事賞】

先日、【東京都知事賞】を受賞した東京都羽村市の冨士みのり保育園さんに伺いました。

玄関を入った正面に給食室(厨房)。
その隣に給食の実物展示。
栄養指導媒体。
給食室で働く先生は赤いギンガムチェックの帽子にエプロン。

まるで、おしゃれなレストランに入ったような感じで、思わず「わっ~」と声をあげてしました。

知事賞は、

・園児・保護者に対する栄養指導
・食べる人の立場にたった給食の配慮
・食育の調査・研究
・給食・栄養管理面の改善

が評価されたそうです。

園舎の設計、厨房機器、栄養士さんの数、保育園で働く栄養士さんなら誰でも憧れるような給食環境で、園長先生の給食に対する情熱が感じられました。

子どもの健康のために、安心・安全なおいしい給食を提供する!という目標が明確で、栄養士の先生方は調理だけでなく、食育、衛生管理にも積極的に取り組んでいました。

■給食・栄養面での改善
給食会議・反省会を定期的に行って、全員参加で改善している。

■園児への食育
給食を媒体として、毎日栄養士さんが直接指導している。

■保護者への栄養指導
給食の試食
サンプル展示で給食の組み合わせや量を示している。
(各期ごと)
給食メニューカードを常備設置

■離乳食・アレルギーへの対応
安全な給食が提供できるように保護者との連携、食材チェック、喫食時のチェック等の安全管理が徹底している。

■安全な給食提供のための衛生管理
東京都から食品衛生自主管理認証事業所として指定されている。

食品衛生自主管理認証は、簡単に受けれるものではなく、社会福祉法人(児童)では1施設だそうです。

取得までの道のりは長く、

①衛生管理マニュアルの作成
②衛生管理マニュアルの内容が都の定めた認証基準に合致しているかどうかの審査
(マニュアル審査)
②衛生管理マニュアルに従った管理が正確に行われているかの確認
(実地審査)

審査に合格した施設だけが認証されます。

中心となっている栄養士の先生の【チームワークが大切】という言葉が心に響きました。

160人の子供たちに安心・安全でおいしい給食を提供するために、日々積極的にお仕事している栄養士さんたちの笑顔がとても素敵でした。