こんにちは、子どもの食事研究所 所長の佐橋ゆかりです。
昨日、東京でアドム給食セミナー「科学的根拠に基づく子どもの食事のあり方」を開催しました。
その講演会でユーザーから、
「前回のアレルギーセミナーのブログがアップされていなくて残念!」
というお声を頂きました。
大変遅くなりましたがアップさせて頂きます。
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スチコン調理デモの視聴と試食~アレルギー対応給食
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7月5日に、株式会社コメット様の協力で、東京都池袋のコメットカトウショールームでセミナーを開催しました。
今回のプログラムは盛沢山!
5月に販売したスチコンレシピ和給食の中から
・揚げ豆腐の和風あんかけ
・さんまの煮つけ
・凍り豆腐とひき肉の煮物
・ビーフン
をご紹介。
そして、コメットカトウさんからは
・ふわふわ簡単お好み焼き
・米粉のポンデケージョ
・卵を使わないロールオムライス
をご紹介いただきました。
また、料理の加熱中はアレルギーの情報として、
・アレルギー疾患対策基本法について
・食物アレルギーの研究結果について (原著論文末尾)
をお伝えしました。
最近の話題は、経口感作についてですね。
食物アレルギーになる可能性が高い乳児に対して、
ごく少量のゆで卵を食べ続けることで卵アレルギー発症のリスクを下げることがわかりました。
医療機関では、今後食べる治療が行われることが多くなるようです。
これにより、保育園で誤って食べた時に死亡するリスクは下がりますが、家庭と保育園で違う対応になるので、注意が必要ですね。
集団保育する保育園では、安全性を最優先!完全除去を基本としましょう。
アレルギーはまだわからない事が多いので、医療機関からも情報を頂き、安全で正しいケアができるよう連携していく必要があります。
さて、今回調理のデモのお話に戻ります。
みなさんがデモを見て、食べて一番びっくりされていたのは、やっぱり「骨まで食べれるさんまの煮つけ」でした。
カルシウム不足が気になる保育園では、最強メニューです!!
スチコンレシピ集“和給食”をご購入されたみなさん、是非作ってみてください。
ご注文はこちら https://admcom.co.jp/book/wakyusyoku.php
コメットさんのメニューでは、
ふわふわ簡単お好み焼きが人気でした。
コメットさんのご厚意で公開させていただきます。
3分の2のホテルパン 13人分
木綿豆腐 130g
水130g
米粉 160g
BP 6g
塩 3g
長芋 200g
かつお節 13g
干しえび 13g
キャベツ 330g
豚ひき肉 200g
1ボールに豆腐からすりおろした長芋を入れて混ぜ合わせ、かつお節、干えび、ひき肉、みじん切りにしたキャベツを加えて生地を作る。
2オーブンシートを敷いたホテルパンに1を入れて平らにならして、コンビモード170℃で12分~15分加熱。
3出来上がったら切って、お好みで、ソース、マヨドレ等をかける。
セミナーは、いつも通り、とっても和やかな雰囲気で楽しく進めることができました。参加者の皆様ありがとうございました。
■参加者の声
・丁寧な調理デモ、ありがとうございました。
・乳・卵・小麦を使わなくてもおいしく、いろいろ作れることがわかりました。
・はじめは3時間もある!って思ったけどあっという間でとってもたのしかったです。
・おいしく食べて、しっかり学べる充実したセミナーでした。
・すぐに取り入れることができるレシピを教えてもらってとってもうれしいかったです。
・アレルギーの講義がわかりやすくて役立った。
・こどもも喜んで食べてくれそう。
・これなら、鍋やフライパンより簡単!とっても勉強になりました。
・レシピで見るだけより、やはり目の前で実際に見て、食べて納得のおいしさでした。
・アレルギーの講座がよかったです。
・デモンストレーションがわかりやすくて楽しかった。
・おいしく作りやすいものばかりだったので、保育園で早速試してみます。
・今まで使っていなかったモードなど、スチコンの新しい知識を知ることができました。
文献
Natsume O, Kabashima S, Nakazato J, Yamamoto-Hanada K, Narita M, Kondo M, Saito M, Kishino A, Takimoto T, Inoue E, Tang J, Kido H, Wong GWK, Matsumoto K, Saito H, Ohya Y.