「新ごぼう」の食べやすさ

今日の子どもの食事研究所の、試作メニューは「さわらとごぼうの煮物」。

スタッフの1人が「新ごぼうがあったので、こっちを買ってみましたー。」とわざわざ新ごぼうを買ってきてくれました。

新ごぼうの旬は初夏のですが、最近は、12月頃から出回っているそうです。

ごぼうは、

・切るのが大変
・固くて食べにくい
・独特の風味がある
・子どもが好まない

使い勝手がよい食材ではありませんが、

・炊き込みごはん
・豚汁
・筑前煮

など、和食では欠かせない食材の1つです。

 

■新ごぼうとは

育ち過ぎないうちに収穫した若いごぼうのことです。

今日は、特徴を知るために、実際に加熱して食べ比べをしてみました。

*油をまぶしてスチーム100℃で12分加熱。

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向かって左が新ごぼう。

色の差は見てのとおり。

食感は新ごぼうのほうが格段にやわらかく、筋(繊維)を感じにくかったです。

味は「ごぼうらしい香り」や「味わいが」が強いものは年中でまわる右でした。

 

■子どもにとっての食べやすさ

新ごぼうであれば、咀嚼力の弱い子どもでも無理なく食べることができます。

また、新ごぼうは、独特の風味が劣る分、子どもにとって食べやすい!ということもあるかもしれません。

嗜好を広げていくためには、子どもたちは食べる練習をする必要があります。

その点では、「新ごぼう」は大きな役割をはたしてくれそうですね。

 

同じ栄養価を持つ食材でも、子どもにとっての食べやすさはまちまち。

これからも探究心を持って、料理を作っていきたいと思います。