スチコン実験室 豆腐の水切り

豆腐のみずきりは、

・煮崩れをふせぐ
・白和え等が水っぽくなるのをふせぐ

ために行います。

一般的には、水切りする量は、

・白和えなどの和え衣にする場合は20%
・マーボー豆腐など煮物は10%

今回は、スチコンのスチームで加熱する場合の、「加熱時間」を調べてみました。

条件を同じくするために、豆腐をパックから出して、ボールで5分間放置しました。→この時点で豆腐の水が4~7%きれました。

その後はA~Dの加熱時間で検証しました。

A:3分加熱

B:5分加熱

C:8分加熱

D:10分加熱

【結果】

■マーボー豆腐を作るときの水切りはA、B

マーボー豆腐の場合は、3分~5分の加熱で水気を適量きることができました。

中心温度は上がっていませんが、マーボー豆腐の場合は、豆腐の水切り後続けて、スチコンで加熱するので、問題ありません。

■白和えを作る時のみずきりはD

白和えは、豆腐の加熱後に冷却して和えるため、中心温度が重要。

そためには10分加熱をしましたが、食感がボソボソになってしまいました。

無題

5加熱後すぐ重さを量る
そこで、新たな実験を追加。

豆腐をなめらかにするために、予熱に入る前、初動時から豆腐を入れて加熱してみました。

・初動時からスチコンに豆腐を入れる

・100℃になってからスチコンに豆腐を入れる。

初動時から豆腐を入れて、表面の温度をゆっくりあげた豆腐の方が、食べた時につるつる。なめらかな舌触りでした。

表面をゆっくり加熱することで、つぶした時になめらかな豆腐の和え衣ができました。
再度、試して初動時から加熱した場合の時間を計りたいと思います。

鍋のようにお湯を沸かすことがない、スチコンのストームモードはとっても便利です。

おいしい料理を作るために、下処理方法や時間を詰めていきたいと思います。