「大豆アレルギー」対応の注意点

大豆アレルギーに関する質問をいただきました。

保育園でのアレルギー対応の基本は「完全除去」ですが、大豆から作られる「油と調味料」は食べることができることが多いので、意味のない除去を行わないためにも、医師の診断に基づいた対応をすることをお勧めします。

大豆アレルギーの場合、除去すべき食品は、

・大豆全般
→きな粉や菓子用に緑色系統(青豆、菓 子大豆と呼ばれる)の大豆
→料理用の黒色系統(黒豆)の大豆
・えだまめや大豆もやし等未成熟のものや、発芽しているもの

除去の必要のない食品
・小豆
・いんげんなどその他の豆

大豆アレルギーでも大豆以外の除去を必要なことは少なく、豆類をひとくくりにして除去してしまうことがないようにします。

紛らわしい食品は「もやし」です。除去が必要なのは、大豆もやし。保育園でよく使用する細いもやしは、「ブラックマッペ」や「緑豆もやし」という品種で、原材料が大豆とは異なるため、除去する必要はありません。

アレルギー対応では、食品が要。
保護者との連携、職員間の情報共有はもちろん、業者さんにも協力してもらって安全な対応を心がけます。