ほうれんそうの下処理

スチコンで、「ほうれん草の栄養価を損なわず、色よく仕上げる方法」をまとめてみました。

栄養価損失を防ぐために必要なこと
・加熱し過ぎない
・食塩を加えてビタミンCの酸化を防ぐ
・シュウ酸を水分で流す

色よく仕上げるために必要なこと
・加熱しすぎない
・加熱後に温度を下げる。
塩の添加は、ほうれん草では効果が薄いようです。(調理と理論同文書院より)

スチコンでほうれん草を加熱する場合の手順を示します。

①ほうれん草を洗う。
②適当な大きさに切って水をかける。
②水気を切って、穴あきホテルパンに入れる。
③1%の食塩をふりかけて5分おく。
④スチコンで加熱する。
  設定 : スチーム 100℃ 4分
⑤スチコンからほうれん草を取り出し、さっと水をくぐらせる。
⑥ブラストチラーで冷ます。 約7分

加熱したほうれん草を水にさらすのは、シュウ酸と灰分を除くためですが、含有量が製品によって全く違うので、加熱後に味をみて、えぐみがなければそのままブラストチラーで冷ましても大丈夫です。

シュウ酸はカルシウムと結合するために、カルシウムの利用率が悪くなると言われていますが、その妨害作用は、シュウ酸の多いほうれん草を1kg程度食べるとはじめておこるので、普通の食事では、ほとんど害はないそうです。(稲垣長典:食品250種の栄養辞典113より)

 

スチコンで加熱後

 
ブラストチラーで冷却後
 
くにゃくにゃではなく、やわらかく仕上がりました。
子どもは青菜が固いと食べてくれません。くにゃくにゃも嫌いです。
あまり好きな食材じゃないからこそ、おいしく作ってあげたいと思います。