ディズニーの健康志向の影響

米ウォルト・ディズニーが昨年、高カロリーの菓子類など子どもの健康に有害と判断した食品に対して、キャラクターの使用を認めないことを決めました。 また、米ディズニーランドなど同社が運営するテーマパーク内で提供する子ども向けメニューも見直され、炭酸飲料を低脂肪牛乳やミネラルウオーター、果汁100%ジュースなど低カロリー飲料に切り替えました。

これらの影響で、食品を扱う企業は、子どもの健康を考える優良な企業イメージを獲得するために、子供向けの商品をヘルシーに改良し、子どもの食環境に大きな変化が起こっているようです。

米の保育園、幼稚園、小学校のランチでもヘルシーメニューが増えているそうです。

日本でも米同様、幼児期、学童期の肥満のトラッキングが確認され、子どもの肥満が問題となっていますが、小学校給食や保育園給食で低脂肪牛乳などの低カロリー食品が広く使われているわけではありません。また、レストランのお子様ランチや子供向けキャラクターお菓子も脂肪分や糖分を含む商品がたくさんあります。

このような現状の中で、乳幼児の生活の場である保育所の役割はとても大きいのです。

保育園の給食は、子どもに栄養のある食事を提供するだけでなく、保護者に正しい知識を提供し、意識を変え、家庭の食行動を変えることができます。保育園での、子どもの健康を考えた食の活動は社会に大きな影響を与えることができると思います。

ディズニーほどでなくても、保育所給食の質の向上が、子どもの食環境を改善できると信じて「保育園栄養士さん・調理員さん、がんばりましょう!!」