栄養士が思う「やっちゃった献立!」

私の栄養士仲間の間では「失敗したなー。」と思う献立を「やっちゃった献立!」と呼んでいます。

栄養士が失敗したー。と思う瞬間は

1 朝の検品で材料の重なりが多い。
2 野菜の量が多すぎた。
3 同じ味付けの料理がある。・・・・・みそ汁にみそ煮など
4 食べたときに食感が似ている。・・・・・・いもとかぼちゃなど
5 できあがりの色が汚い

1の場合は、朝一番からかなりのショックです。
5の場合の色は調理法や調理時間に左右されるので、思ってみないできあがりに愕然としたことが何度もあります。

私は20代は社会福祉士施設で働いていました。
「やっちゃった献立」の日は、入所者の方、職員の方にたくさんのコメントをいただき、勉強させていただきました。(栄養士になって1年目の時は、責められているような気になってしまいよく泣いていました。)

失敗を生かし、今は自分なりに献立を立てる手順を決めています。

1 今月使いたいと思う旬の食材を書き出し、料理を決める。
2 主菜(たんぱく質供給料理)を1ヶ月分決める。
3 2に合う副菜料理の調理法・味(煮物・酢の物)を決める。
4 副菜料理の材料を決める。
5 最後に主菜・副菜に合う汁物を決めて、材料を当てはめる。

献立を立てるときは、出来上がり料理を並べたお膳を想像しながら、1日ずつ確認していきます。
子どもが食べた時のコメントや表情も想像しています。時には、こんな料理もがんばって食べてくれー。と願いを込めて献立入力します。

今では、献立作成の時間は、私にとって一番楽しい時間になりました。