新しい料理を取り入れる

新しいことはいつも抵抗が・・・
給食はとても重要なものだけに園長先生、保育士さんから多くの期待がかかります。
例えば地域の食材を使うこと、
季節の料理を取り入れること
新しいお料理の体験ができるような料理を取り入れること

これらはみな給食のあるべき姿です。
当然、そうした目標に向かって私たちはがんばるわけですが、新しい料理を提供したとき現場からいつも喜ばれるとは限りません。
保育士さんからは「子どもが食べない」といわれたり、調理員さんからは「新しい料理が続いて、調理がたいへんなんです」といわれたり・・・。
新しい料理を提供するときには、各現場もたいへんです。そこで、それなりの工夫が必要、となります。

営業に行ったとき、みなさんが新しい料理を提供する場合にどうやって工夫しているのかお伺いするようにしています。

ある保育園でのこと。
マーボーナスを食べられるようにしたいという課題がありました。
そこで、1回目は麻婆豆腐に少しだけなすを入れます。
保育士さんに協力してもらい、「麻婆豆腐だよ」といって豆腐を強調してもらうのです。実際はナスが入っていますけど。
2回目はマーボーナスの半分の量を入れ、3回目はマーボーナスとして提供するというわけです。

保育士さんは子どもが食べないことがとても心配になります。
そこで、子どもが必要な栄養量が確保できるよう、御飯ものと新しい料理を組み合わせたりして現場の要求が満たされるような工夫も必要となります。

何事にも、保育現場との「連携」が大切というお話です。