学校給食食材を保育園で購入できたら、労務管理、コスト管理が楽になると思います。
学校給食食材の良い点は
1 原材料は明確で、国産が多い。
時期により高値になる青菜類も国産品があります。(ほうれん草・ブロッコリー)
2 一般食品に比べて安全性が高い。
メーカーは各地区にある学校給食会の要望を受けて製品を開発しています。残留農薬、添加物に配慮された製品だけが学校給食用の製品として流通しています。
3 サイズ(重量)が豊富。
ウインナーやミートボールなどは料理に合わせて1個あたり重量の違う製品を選ぶことができます。
4 アレルギーに対応した製品が多い。
フライ、ハンバーグや春巻きなど多くの製品は卵、牛乳を使用していません。
5 子どもの成長に必要な栄養を補給しやすい製品が多い。
ひじきの入った春巻きなど天然の食材を使った製品がたくさんあります。また、鉄やカルシウムを添加したデザートも豊富です。
6 50kcal~100kcalのデザートやおやつが豊富。
サイズが小さめで子どもにぴったりです。
7 価格が安い。
何故、保育園ではこれらの製品があまり使われていないのでしょうか?
これは食品流通に関係があります。
メーカー → 限定された一次卸問屋 → 二次卸問屋 → 学校給食会 → 学校
(三次卸問屋)
多くの場合は二次・三次卸問屋から直接学校に納品されるようです。学校給食食材を取り扱っている問屋の数は多くありません。よって小売店からは全く買うことができない製品なのです。
でも、あきらめたくはありません。私は以前こんな方法で、学校給食食材を手に入れました。
1 近くの学校に加工食品の卸業者を聞きました。
2 1で聞いた卸業者に取引きを依頼。きっぱり断わられました。
3 そこで卸業者に取引きのある地域業者(小売店)を聞き、製品を注文しました。
卸業者さんは、とても親切に地域業者さんをさがしてくれました。(学校の栄養士さんに紹介してもらったせいかしら?)
ポイントは購入単位です。
学校用なので1ケース40入りがほとんどです。この単位で保育園が購入可能なら「学校給食食材」も使用可能でしょう。
地域の小売店は、学校給食食品の種類は全く知りません。業務用食品にはほとんどカタログがないので、地域の学校で使用しているものを聞いたり、メーカーの客様相談センターで製品情報を入手してから注文しましょう。地域の小売店に調べてもらおうとすると確実に断られます!!気をつけてくださいね。
ちなみに私は、日東ベストの「豆乳おからマフィン」、行事の時に卵を使わないJTフーズ「ハンバーガーパティ」等を購入しました。
行事用食品も品揃えが豊富で子どもたちに喜ばれるようですよ。