今年の1月不二家の不祥事。
突然のアンパンマン菓子の「店頭からの消滅」は、こどもの世界に衝撃を与えました。大人は「子どもの機嫌を何でとろうか?」と子どもをなだめる道具がなくなったことに大変戸惑ったそうです。
スーパーで「アンパンマンペロペロチョコ」が欲しい。と大騒ぎしている子どもを見かけたことがあります。
アンパンマン菓子は年間売り上げ約100億円を超える商品。日本の子どもは、「誰もが食べていた。」と考えてよいでしょう。
1月~3月までは、取り扱う小売店が少なく、買いたくても買えない状況でした。
アンパン菓子の消滅で、小売店では子ども菓子の売り上げが下がっってしまったとのこと。アンパン菓子の変わりに、他のメーカのキャラクター菓子が売れた!というわけではないところが興味深いですね。
4月に入ると大手スーパー「イオン・アピタ」、コンビニ「デーリーヤマザキ・サークルK」が商品を取り扱い始めました。早速好調な販売実績があがっているそうです。
・ペロペロチョコ
・チョコレート
・ペロペロキャンディー
・グミ
・ひとくちビスケット
・幼児用ビスケット
・ウエハース
など多数の商品があります。現時点で一部製造が追いつかないものがあるそうです。
子どもの食行動は、食べ物そのものも以上に与え方や販売方法に影響を受けていたことがわかります。特に子どもが大好きなアニメキャラクターのついた食料品の購買はキャラクターに左右されています。
米ウォルト・ディズニーは昨年、高カロリーの菓子類など子どもの健康に有害と判断した食品に対して、キャラクターの使用を認めないことを決め、現在実施しています。子どもの食行動への「よい影響」が期待できます。