監査対策!栄養の充足率

監査用の栄養月報には「栄養給与目標量」と「実施給与栄養量」が併記されています。地域によってはこの過不足率を記載する月報もあります。

ここで気になることが、目標量と実際の給与量はどの程度の「差」が許されるのか?ということです。

各栄養ごとに「食事摂取基準値の策定の意図」を確認しながら過不足率を考えていきます。

①エネルギー・・・・過不足率100%ジャストを目指す

不足すれば、「やせ」に陥り、過剰摂取では「肥満」の危険性が高くなる。一定量エネルギー摂取が必要となるので過不足なく提供すべき。ただし、給与目標量は集団の目標量。個人ごとの過不足については個人の成長(身長・体重・見た目)を把握して評価。

②炭水化物、たんぱく質、脂質・・・・過不足率100%前後ならOK

これらはエネルギーを産生する栄養素であり、お互いのバランス(比)が重要であり、目標量自体もエネルギーに占める割合(%エネルギー)から算出。目標量と摂取量の差は100%前後であればOK!

たんぱく質エネルギー比 10~20%
脂質エネルギー比  20~30%
炭水化物エネルギー比 50~50%

エネルギー比率がこの範囲に入っていて、①のエネルギーの過不足がなければ良い!ということ。

③ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、鉄・・・過不足率100%以上は必要

100%であれば、ほとんどの子ども(97~98%)が充足していると考えられる。よって常に過不足率は100%以上を目指す。

④カルシウム・・・過不足率100%になるべく近づける。100%以上でもOK!

国民栄養調査でも多くの年齢階級で食事摂取基準値を下回っている現状がある。摂取量を目標量に近づけるために設定された数値なので、なるべくその数値に近づける努力が必要。

⑤食塩相当量・・・過不足率100%以下にする。

食塩(ナトリウム)で問題になるのは過剰摂取。生きるために必要な塩分は1日1.5g程度。生活習慣病を考慮した食習慣を形成するためにはなるべく過不足率を下げる。

簡単にまとめてみました。

監査前に前年度の月報、年報を見返して分析してみましょう。監査の不安が解消されるかも・・。