日本ケロッグが、食育について20代~50代の母親300人と学校栄養士275人を対象に調査を行いました。
結果は、
・「親に対する食育」を望む栄養士は8割
・「自分にも必要」と感じる母親は半数以下
食育に関する認知度は栄養士で99.2%、母親で65%。
誰に対する食育が必要かを複数回答でたずねたところ
栄養士は、1 小学生80.7%
2 母親79.3%
3 幼児73.8%
母親は、 1 小学生 94.7%
2 幼児 75.3%
3 中高生 63.3%
4 親 44%
母親に対する食育が必要と考える栄養士と、母親の間に意識の違いがあります。
政府は、食育基本法に基づき平成22年度までに朝食を抜く児童を「0」にする目標を掲げています。
食育推進を担う栄養士は、買い物や食事の支度をする母親の意識を高め、母親の食に関する行動を変えることが、この目標を達成するために必要!と考えているのでしょう。
子どもが朝食を食べる行動は
① 朝食の必要性を認識する。
② 毎日、適時、朝食が提供され、食べることができる。
③ 朝食を食べることにより、体の調子がよい。と感じることができる。
ほめられる。友達と同じ、健康に良いことをしているという満足感や安心感。
などにより維持されます。
確かに①や③は、子ども自身が学び、感じることができますが、②の「食事が提供される」については、母親の意識、食行動が大きな影響を与えます。
保育園児の場合、自分で学ぶことができないため、、母親の食に対する意識や行動が子どもの食行動に一層大きな影響を与えます。保育園の栄養士さんも「親への食育」の必要性を感じていることでしょう。
母親の食育認知度もまだまだ低値です。
給食だよりや配布献立表は知識、意識を高めることに、人気メニューのレシピ配布などは、実際に「料理を作る」という行動につながっていくでしょう。
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