立ち寄った古本屋さんでおもしろい本を見つけました。
「おばあちゃんのおやつ」
昭和57年から5年間新聞で連載された全国から寄せられたおやつをまとめたものです。
1 おやつ名
2 分量(目安量)
3 作り方
4 おばあちゃんのはなし
5 作ってみた感想
という内容で構成されています。
熊本から投稿されている「いきなりだんご」を作ってみました。
小麦粉を水でこねた生地に厚切りのさつまいもを生のまま包んでそのまま蒸すおやつです。本には、いもがあんのようになって、お団子が蒸しあがるおやつ。と書いてありました。
作って食べてみた感想は、「芋の甘味をあんのように感じることができる時代があったんだー。」という感じ。調べてみると、現在、熊本で名物として売られている「いきなりだんご」はさつまいもと一緒に小豆あんが入っており、生地にも甘味があるようです。
私の住んでいる愛知県から寄せられたおやつは、
・五平もち
・鬼まんじゅう
この地域では今でもよく食べられるおやつです。分量を見ると、わんぱくランチで紹介しているレシピと変わりがありません。ちょっと驚きです。今も昔も変わらないレシピということは、このおやつを愛知県以外の方が食べたら、素朴すぎて物足りないのでしょうか?
子どもの栄養にも掲載したことがあるレシピを紹介します。
おにまんじゅう・・いものゴツゴツしたところからこの名前がつけられてとのこと。
さつまいも 40g
小麦粉 12g
水 16g
砂糖 4g
塩 0.1g
1 さつまいもを1センチの角切りにして水にさらす。
2 小麦粉に水、砂糖、塩を混ぜる。
3 水気を完全にとったさつま芋と2を合わせる。
4 カップに1人分づつ入れて、蒸し器で蒸す。
是非、お試しください。愛知県では、保育園おやつとしても昔から定番です。
もっと、この本に掲載されているおやつを試作、試食し、昔の時代の食、地域の食文化にふれたいです。