お米の消費拡大に向けて、各地域の取り組みは様々です。
●静岡県富士宮市内小中学校
9月から、地元産の「コシヒカリ」を子ども達が握って食べる「おむすび給食」を始めました。毎月 1回、おかずも地元産の食材を使っています。
→児童は自分でおむすびを握って、のりを巻き、おいしいそうに食べたそうです。
●熊本県の市内の小中学校
9月から、地元のお米を使った米粉ロールパンを一部の小中学校で使用しています。今後市内全部の小中学校に供給していく予定だそうです。
→こどもは「普通のパンと変わらずおいしかった。」とコメントしています。
この2つの事例には大きな違いがあります。
前者は、、「お米中心の食生活の定着」に貢献し、お米の消費拡大につながる可能性があります。しかし、後者は、パンを食べていることに変わりがないため、子どもの食行動への影響が低く、現状を変えることはできません。
お米パンは、市の食育推進協議会が企画したそうです。担当者は、「原料はヒノヒカリ」の米粉。高たんぱく、低カロリーで、給食にはもってこい。」と話していますが、ごはん以上に良い点は見当たりません。
ごはん給食が良い点は
お米中心の食習慣を定着させることができる。
→お米の消費の拡大
→油の消費量の低下
→健康度アップ
また、ごはんは粒食なので消化・吸収が穏やかで、腹持ちがよく給食としては最適です。
給食担当者は、子どもの食生活のあるべき姿を確認しながら、給食の内容を考えていくべきでしょう。
保育園でも、こどもたちに「おいしいご飯」をたくさん食べてもらいたいものです。
給食で、自分でつくる「ぺったんこおにぎり」というのはいかがでしょうか?子どもは握ることはできませんが、「ぺったんこおにぎり」なら自分で作ることができます。
米 30g
しそふりかけ 0.5g
こんぶ佃煮 2g
焼きのり 1.5g
焼きのり半分にごはんをのせて半分に折って食べます。具は何でもOKですが、具はバラバラにならないようにごはんに混ぜておきましょう。ラップおにぎりより簡単に自分で作れます。子どもたちは、本当に楽しみながら食べてくれますよ。