雛まつり 「おこしもの」

3月3日雛祭りの日の家族で「おこしもの」を食べました。

愛知県では、ひなまつりに雛人形にこのお菓子をお供えします。

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おこしものとは、お餅やお団子の様な、もっちりした素朴なお菓子です。「おこしもの」という名は、木型から起こして作るから「おこしもの」と言われるそうです。
私の実家にも、母親の祖母が生まれた時に用意された。という「木型」があります。代々受け継がれるこの地域の食文化です。

素朴な味わいでとてもおいしいので、保育園のおやつにも良いかもしれません。

20個分

米粉(上新粉) 1kg
打ち粉用米粉 少々
熱湯 800cc程度
食紅(赤・黄・緑)
しょうゆ
砂糖

1 ボールに米粉を加えて、熱湯を注ぎながらよくこねる。
2 木型に打ち粉をして生地を詰める。
3 型を裏返して生地を取り出し、粉をはらう。
4 食紅を溶いてはけで3に塗る。(木型の模様に合せて)
5 蒸し器で8分程度蒸す。
4 出来立ては砂糖しょうゆをつけて食べる。

雛人形と一緒に飾り、固くなったものは焼いて食べます。分量をみてもらってもわかるように、味、食感は「みたらしだんご」のようなものです。

保育園では型で抜くのは難しいかもしれませんが、これを食べると、「大きな丸いみたらし餅」ってあり得るかも・・。と思います。集団給食で団子をたくさん作る手間が省けたら良いですよね。

栄養士仲間に現場で試してもらってみます。

雛祭りに、雛人形にお供えする郷土料理があったら教えてください。お待ちしてます。