なつかしの給食

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とてもおもしろい本を見つけました。

昭和20年~60年代の全国の献立表やアンケートがまとめられている「なつかしの給食」(アスペクト編集部)です。

この本を読むと、日本の食生活が変わった!子どもたちの食べ方が変わった!ということが実感できます。給食の献立内容から戦後の食生活の変化が、アンケートや給食だよりなどの内容から子どもたちの食べる様子が良くわかります。

とてもなつかしく感じだのが、人気メニューの日の壮絶な争奪戦について

・給食係と関係を密にして、自分だけ多く盛りつけてもらう
・自ら給食係を志願して、自分に多く盛り付ける
・友達に秘密で多く盛り付ける

人気メニューゲットにかける子どもたちの執念が感じられます。

これらの、不平等を防ぐために、給食便りで「○○料理の肉団子は1人1個です」などと、呼びかける作戦がとられた。とのことです。

このような争奪戦に関わるエピソードで、同年代の主人と盛り上がりました。

・もも缶争奪戦で、最後の2人まで残ったのに、ジャンケンに負けて逃して悔しかった。
・冷凍みかん、デザート、カレー麺をおかわりできた時は本当にうれしかった。
・人気メニューの日にお休みの子が多くて「食べれる!」とみんな喜んでいた。

これらの話を聞いていた息子は、「給食はいつも残っているよ!食べたいだけ食べれるよ!みんなお腹すいていないみたい」と・・。

戦後子どもたちの体位は劇的に向上し、その後は維持されています。現代の子どもたちは、いったい何からエネルギーを補給しているのでしょう。少量で効率よくエネルギーが補給でき、腹もちがよい脂質でしょうか?脂質は生活習慣病と密接な関係があるので、少し不安になりますね。

献立内容の移り変わり、子どもたちの食生活の変化については、またの機会に書きたいと思います。