近年、ソフトな食感、滑らかな舌ざわり、のどごしがよい食品が好まれています。
咀嚼、嚥下機能の発達が遅く、噛むこと、飲み込むことが苦手な子どもが増えています。丸呑み、早食べは肥満との関連も深く、未発達なまま成長することは健康にリスクがあります。
咀嚼、嚥下の機能発達には、実現要因である「子どもに提供する料理」がとても重要です。
料理別咀嚼回数ガイドより、家庭でよく食べる料理を抜粋してみます。 (風人社より)
いりこアーモンド 157回
フランスパン 108回
イカリング 75回
きのこソテー 75回
フライドポテト 60回
野菜炒め 52回
ごはん 41回
ハンバーグ 35回
そば 15回
冷奴 10回
アドム料理でも、「カミカミ献立」として咀嚼支援のための料理の開発を行っています。
●アーモンドカル
いりこ 5g
アーモンド 5g
しょうゆ 1g
砂糖 0.5g
●じゃこナッツ
ちりめんじゃこ 5g
ピーナッツ 3g
しょうゆ 1g
砂糖 0.05g
1 じゃこを鍋でいる。
2 バターピーナッツを加える。
3 砂糖としょうゆを加えて手早く混ぜたら、バットに取り出して冷ます。
●ごぼうチップ
ごぼう 20g
たつくり 5g
油 3g
塩 0.1g
1 ごぼうは5cm長さのせん切りにして素揚げにし、塩をふる。。
2 田作りも素揚げにする。
保育園での咀嚼支援のポイントは、職員一同が献立の意図を理解して、子どもがしっかり嚙んで食べる時間をじっくり待って見守ることが大切です。子どもにとっては毎日の食事が咀嚼の練習になっています。