給食室の場所と対話が重要

今日のアドムの給食は、ご飯、キャベツの味噌汁、擬製豆腐、鶏ひき肉とごぼうの炒り煮、いんげんとトマト、フルーツかんてんヨーグルトでした。

20080616180426_002-0705-2.jpg 主菜の擬製豆腐

カロリー控えめ、ビタミン、ミネラルたっぷり。ボリュームのある献立でした。

アドムが本格的な給食を社内で作り始めて2年半以上が経ちます。

最近は、毎日当番で給食の検食表に献立の評価を書いてもらってます。コメントを読むと、アドムの若いスタッフの健康に関する知識、意識がとても高いことがわかります。

少し味が濃いかな?思えば、→ 味が濃い、辛い。
その他に、「野菜が多くてよい。」というコメントもあります。
油っぽいものを嫌う傾向があります。
こだわった野菜(特別な栽培法で作った野菜)を出すと、味のわかるスタッフもいます。

もちろん、幼児期からの食習慣の影響が大きいのですが、会社がワンフロワーと言うこともあり、作る人と食べる人がいつも近くにいる影響、作る姿を目にしてきた影響があるように感じます。

給食室の場所って意外に重要なようです。

昔の病院の栄養士さんは、「地下室にいる長靴をはいたうさぎちゃん」と言われる程、食べる人とは遠く離れたところに居ました。最近は各階にセントラルキッチンが作られ、そこで最終調理が行われる病院が増え、だいぶ給食がおいしくなったと言われています。

仲間の栄養士さんたちは、「一緒のものを作っていても、セントラルキッチンから出すと看護師も患者さんもおいしい!って言うよね。」と言います。

作る人が近くにいる効果、厨房が見える効果はかなりののようです。

以前保育園の真ん中に調理室がある保育園さんに伺ったことがあります。遊びながら給食を作る姿を見る子どもたちの目は輝いていました。

食べる人が調理室の近くにいれば、自然に作る人と食に関する会話が生まれます。このような環境が子どもたちの食習慣、食行動に大きな影響を与えているように思います。

今日の擬製豆腐のレシピをお知らせします。

木綿豆腐 60
卵 15
ひじき 0.5
にんじん 8
いんげん 3
ちくわ 8
しいたけ 8
砂糖 3.5
塩 0.35
しょうゆ 1
油 2

1 木綿豆腐はゆでて水気をきってつぶしておく。
2 ひじきは水でもどす。
3 にんじんは短めの細切り、いんげんは斜め切り、ちくわとしいたけは細かく切る。
4 油を熱し2と3を炒めて調味料、1を加えて炒める。
5 4に溶き卵を流しいれて半熟状態まで炒める。
6 油を塗った鉄板に5を流し入れて180℃のオーブンで13分程度焼く。
7 人数分に切り分ける。