20万隻休魚の影響

今日の予定献立は、「魚のさらさ蒸し」でした。

どんな魚を使おうか!と考えながら魚売り場に・・。

行ってびっくり!魚の量の少なさと価格の高さに驚きました。

漁業の全国一斉休業の影響です。

休魚は、全国漁業協同組合連合会がよびかけ、推定200万隻が休業。この影響で15日はほぼ国内水産物の水揚げがストップしたそうです。 東京築地の市場では、もちろん鮮魚類全体の入荷が減少し、価格は、さばで4割高、いわしは3割高の値をつけたようです。

スーパーなどの小売店では、事前にいけすに蓄えた商品や冷凍ものを陳列したということですが、影響がなかったとは、言えません。

実際にアドムの社員給食では、さらさ蒸しに合う手頃な価格の魚がなく、予定献立を変更。「ししゃも」を購入し、若いスタッフのリクエストで、ししゃものフライを作りました。

ししゃものフライ

ししゃも 25g
小麦粉 2g
卵 2g
パン粉 4g
油 4g

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今後、魚の市場はどのようになるのか気になるところです。

給食では、最近食材の上昇でコスト管理が難しくなっています。臨機応変な献立変更のスキルが求められるようになってきました。

栄養士になったばかりの頃は、スーパーで買い物する機会がなく、市場調査の大切さも知らなかったので、

「こんな高いものを給食に使って、お嬢様はこれだから困る!」と調理員さんに叱られたり、「給食管理ができていない。」と施設長さんに注意されたり、納品書を見て一人青くなったり・・。ということがよくありました。

一番強い見方は、納入してくれる業者さんや、近所のお店屋さん。正しい情報を提供してもらえるような信頼関係を築きたいものです。後は、地元のスーパーでの市場調査でしょう。給食予算の中で、質の高い給食を提供できるよう努力が必要ですね。