納豆と野菜の味噌汁

保育園では、毎日「汁」をつけるのが一般的です。汁が好まれる理由は

・いろいろな材料を用いて抽出しただし(旨み)を味わうことができる。
→幼児にとっていろいろな味を体験する機会となる。
・献立では、他の料理を引き立てる。
・咀嚼・嚥下能力が低く、食べにくい食材に適度な水分を与えて食べやすくする。

今日は給食の食材として、あまり好まれていない「納豆」を汁の具にしてみました。納豆は、離乳食材として使われるので、多くの子どもたちは食べ慣れているはず。しかし、保育士さんはともて嫌がります。

・一部の食体験のない子が、極度に臭いを嫌がり、他の料理まで食べなくなる。(大騒ぎになることも・・)
・子どもがべたべたになる。
→上手に食べることができないので、食器もべとべと。片付けも大変!
・食後の手洗い、片付け、清掃が悪いと、保護者に「臭い!」と指摘されることもある。

保育士さんが嫌がらない「納豆入りがんもどき」、「納豆つつみ餃子」は給食室で手間がかかるので、頻繁に作ることはできません。

今日は、ちょとした工夫をして、簡単で食べやすい「納豆と野菜の味噌汁」を作ってみました。

・味噌の香りで納豆の臭みを消す。
・加える食材は食べなれている野菜、豆腐、卵にする。
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納豆 10g
豆腐 10g
だいこん 15g
ねぎ 3g
カットわかめ 0.2g
だし汁 150g
みそ 8g
卵10g

みそを溶かしいれた後で卵をまわし入れました。

納豆らしさを味わうことができる料理になりました。簡単に子どもにおいしく食べてもらうには良いと思います。

ちょっと見た目は悪いですが、とてもおいしかったです。