米の価格の低下と購入量増加

総務省の調査では、総体的にお米の購入価格は年々安くなっています。

平成16年 10k 4260円
平成17年 10K 3680円
平成18年 10k 3640円
平成19年 10k 3600円

平成20年になって、より価格が下がり、購入量が増え続ける傾向が強くなっています。パンやパスタの値上げで、お米の割安感が強まったのでしょう。

お米の価格の低下と、消費量増加は、農業にどんな影響を与えるのでしょうか?

私の家業は「お米の卸問屋」。愛知県、三重県産のお米の収穫が2週間程前から始まり、農家の方の話を聞く機会が多くなりました。

お米の価格の低下は、直接農家の減収につながっています。また、石油の高騰により、農家の経費は上がっているそうです。

・農機具を動かす軽油の価格上昇
・肥料の価格の上昇
・農薬の価格の上昇

肥料は、3~4年前と比較して60%高くなっています。

消費量の増加は、1件の農家が所有している田で収穫できる量には限りがあるので増収につながりません。

「現状では、お米を作り続ける価値がない!」と考え、多くの兼業農家は自分で管理をすることをやめて大規模な農地を持つ専業農家に土地を貸したり、業務委託することを考えています。土地の税金だけでも捻出できれば・・。思っているようです。政策では、ある一定以上の面積で米を作ることによって国から補助を受けることができるので、今後は大規模な農家だけが生き残ることになりそうです。

農家が大規模になることのメリットとしては

・補助金がある
・農機具の台数が少なくてすむ

と考えられていますが、実際には

・作りにくい場所、居住地から離れた田んぼが使われなくなる。
・地域によって農作業の各工程は同じ時期に行われるので、農機具のコストパフォーマンスはそれ程あがらない。

という問題があるようです。

米は日本の主食です。その価格や消費量は私たちの健康に大きな影響を与えます。とても気になるところです。