野菜をたくさん食べることは、健康にとって重要。野菜の摂取量が増えると、多くの生活習慣病のリスクが下がることがわかっています。
8月14日、厚生労働省研究班が新しい研究結果を発表しました。野菜や果物の摂取量が多い男性は食道がんになるリスクが低い!という疫学研究です。
野菜の合計摂取量を3段階に分けると、摂取量が「高い」グループは「低い」グループに比べて食道がんのリスクが半減。摂取量が100g増えるとリスクが10%低下したそうです。特にキャベツ、大根、こまつななどで関連が見られたようです。
特定のビタミンではなく、野菜そのものに生活習慣病予防の効果があるところが興味深いところです。栄養についてはまだわからないことだらけ・・。野菜に含まれるパワーは未知です。
子どもたちも、野菜をおいしく食べて健康に育ってほしいと思います。
保護者には、「野菜の重要性」を伝えると同時に「おいしく食べる方法!」を伝えたいですね。おいしく食べるためには「新鮮さ」が大切。野菜は鮮度が落ちるとビタミンも減ってしまいます。
以前、保育園で離乳期の栄養指導を行った時に、「野菜はすぐシナシナになるから買わない!」「家庭では食べない!」と言う方がいました。
なすを買ってきたままのビニール袋に入れていたら「シナシナ」になちゃった!という様なことは起こりやすいことですよね。
まとめ買いしかできなくても、保存方法によって、野菜を新鮮に保つことができます。
野菜の保存方法
ビニールに入れて冷蔵保存→トマト ピーマン キャベツ
ラップに包んで冷蔵保存→きゅうり なす にんじん
新聞紙に包んで冷蔵保存→ほうれんそう はくさい ねぎ
常温保存→かぼちゃ いも たまねぎ
保護者への配布物として、かわいいイラストつきで保護者に配ったところ、何人かの方に「冷蔵庫に張ってありまーす。」と声をかけてもらいました。(フリージング方法も一緒に記載しました。)
実践的な知識が求められているのを、実感しました。
野菜に関する情報をたくさん家庭に伝えていきたいものですね。