田舎煮

新里芋やれんこんが出回り、季節の移り変わりを感じます。

まだまだ暑い日が続きますが、野菜は夏野菜から秋野菜へ。煮込むとおいしい食材がスーパーにも並び始めました。

咀嚼機能が未発達な子どもにとって煮込み料理は最適です。子どもは、細くて固い金平のような料理より、ころころと大きく切ってゆっくり煮た料理の方が食べやすいものです。

今日のアドムの給食は、新さといも、れんこん、ごぼうを使った田舎煮です。

たっぷりのだし汁の中で、ゆっくり煮込みました。素朴な味付けだからこそ、季節の野菜の味を楽しむことができます。

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固そうに見えますが、ゆっくり煮てあるので、子どもたちはゆっくり嚙みながらおいしく食べてくれます。

鶏もも肉 20g
れんこん 15g
ごぼう 10g
にんじん 15g
さといも 25g
油 1.5g
かつおだし汁 20g
米みそ(淡色辛みそ) 2g
しょうゆ 1g
みりん 1g
砂糖 1g

1 鶏肉を小間切りにする。
2 れんこん、ごぼう、にんじん、さといもを食べやすく切る。
3 れんこんとごぼうは下ゆでする。
4 さといもはさっとゆでて、ぬめりをとる。
5 油を熱し、鶏肉を加え、その他の全ての具材を炒める。
6 だし汁を加えて煮る。
7 さといもが柔らかくなったら、みりん、砂糖を加えて5分程度煮て、次にみそ、しょうゆを加えて味がしみるまで煮る。

煮物は野菜の切込みが大変ですが、「切り」が終われば、「加熱」は手間いらず。盛り付けも簡単です。煮物をおいしく食べることができる園児さんを育てれば、健康的な料理を提供しながら調理コストを抑えることができます。

伝統的な食材を使いこなす上でも、煮物の回数を増やしていきたいものですね。

(2020年5月更新)