こんにゃくゼリーは、子どもにとって危険!!ということは多くの人が知っているはず・・。
昨年4月に、小学校1年生の男の子が「こんにゃくゼリー」をのどに詰まらせて死亡する事故が起こりました。
提供した保育所、ゼリーの形状に問題があったとして、保護者は保育所を運営する市と製造元「エースベーカリー」に損害賠償を求めていましたが、今日名古屋地裁で和解が成立しました。和解の内容は、エース社が両親に賠償金を支払い、こんにゃくゼリー製品の新規開発をやめることなどが条件だそうです。唯一製造しているソフトタイプの製品については、生産を続けるということです。
こんにゃくゼリーの死亡事故は、1995年以降14件発生しています。昨年起こった事故後の調査報告書の中では、製造者に対して多くの改善を求めています。
●国民生活センター
→「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故に関する情報
●農林水産省
→「こんにゃく入りゼリーに関する調査結果について」
表示についての改善要望
1 外袋に注意事項を記載し、文字の大型化、目立つ配色にするなどもっと見やすくする
2 子どもや高齢者に与えることに対する注意表示の強化
3 個別容器への注意表示記載の徹底
これを受けて、平成19 年9 月、こんにゃく製造業や菓子製造業など関係団体では、一口タイプのこんにゃく入りゼリーが子供や高齢者には不向きであることを表す、統一的な警告マークや注意書きを袋に表示することを決定しました。
これで子どもたちが「こんにゃくゼリー」を食べる機会が減るなー。と思っていたら、我が家の食卓の上に「こんにゃくゼリーのカップ」を発見!
隣の部屋で3歳の姪が「凍らせたこんにゃくゼリー」をおいしそうに食べているのを目撃!!唖然としました。
こんにゃくゼリーは凍らすと一層弾力が増してより危険!3歳の姪は、小学校6年生の息子と一緒に口いっぱいにゼリーを詰め込んで遊びながら食べていました。提供したのは60歳の祖母。まったくこんにゃくゼリーの危険性を認識していなかったようです。
アメリカ、EU、韓国などではこんにゃく入りゼリーの回収や規制が行われています。
国民生活センターは「」ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーの安全性を検討の上、販売規制も含めた事故防止策の検討」を要望しています。我が家でおいしいそうにこんにゃくゼリーを食べる姪を見ながら、日本でも、何らかの規制が必要だー!と強く感じました。
来月の子どもの栄養の「給食だより」は窒息事故予防にしようと思っています。