みかんは、冬の代表的な果物です。
ビタミンCを多く含む食品として、広く知られています。1日2個のみかんを食べれば、ビタミンCの基準量を満たすことができます。
ビタミンCと言えば、メラニンの生成を抑えてシミを予防する、肌を若々しく保つ効果が注目されています。特に30代以降の女性(私のこと?)に・・。
子どもたちにとっては、ウィルスや細菌に対する抵抗力をつけ風邪を予防する働きがうれしいです。乾燥する冬の時期に「みかん」がなかったら、もっと風邪をひく人が多いかもしれません。
また、ビタミンCは幼児に不足しがちな「鉄」の吸収を助ける栄養素でもあります。
保育園でみかんを提供すると、子どもたちはいろんな食べ方をします。
①適当に皮をむいて、パクパクと食べる子
②一房ずつ丁寧に白い筋をとって食べる子
③くちゅくちゅ嚙んで、薄皮を吐き出す子
家庭の食べ方だと思いますが、お勧めなのは、①の食べ方。食物繊維をたっぷりとることができます。
栄養価の高いみかんですが、消費量は年々減っています。昭和50年は3587トン、その後は輸入される果物に押され、平成14年度は1,155トンとなっています。
日本で生産されるみかんは、輸入果物に比べて農薬や保存のための添加物は確実に少ないでしょう。地産地消で日本の食材が見直される中で、みかんの消費量もあがると良いですね。