災害派遣医療チーム(さいがいはけんいりょうチーム、Disaster Medical Asistance Team、通称DMAT)は医師、看護師、救急救命士などで構成され、災害や事故などの現場にかけつける専門的な医療チームだそうです。
東京DMATは平成16年に発足。(厚生労働省日本DMAT発足は平成17年)
11月18日に起こった東京消防庁消防学校寮で起こった食中毒に「東京DMAT」が動員されたという記事からこのチームの存在を知りました。
この食中毒では、男女400人が寮でハンバーグカレーやサラダを食べた後で120人が下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴え60人(入院24人)が病院に搬送されました。その際、消防署とともに災害派遣医療チーム「東京DMAT」が出動して重症度の選別に当たる業務を行ったそうです。(中毒症状は軽症・現在原因特定中)
東京DMATは、東京消防庁の判断により出動します。東京DMAT連携隊をくみ、隊員は連携隊の専用車両に乗車して現場に向かいます。
災害時、医療チーム「東京DMAT」が派遣される目的は、
- 超急性期の医療を展開する。
- 現場救護所の診療に当たる。
- 広域搬送における航空機内医療活動・SCU活動にあたる。
- 被災地の病院支援にあたる。
以上のように多岐にわたります。
上記の項目を見ると、大震災のような事態を想像しますが、集団食中毒ももちろこの範疇です。「東京DMAT」の存在を知り、とても心強く感じました。