苦手な「中華風おこわ」

今日のアドムの給食は、中華風おこわでした。

ある保育園で、中華おこわは、「苦手」という子が多くいまいした。何故だ!と思いその保育園で試したことがあります。

考えられる理由は

・野菜をさいの目(コロコロ)に切るから、野菜の食感が嫌われる。
・もち米が好まれない。
・中華の味が好まれない。

原因を探るために、

1回目・・・うるち米で野菜をさいの目に切る。(中華味)
→ 残菜は少ない

2回目・・・もち米で野菜をささがきに切る。(中華味)
→ 残菜が多い

3回目・・・もち米で野菜をささがきに切る。(和風)
→ 残菜が多い

この保育園で残菜が多い理由は、「もち米」にありました。。確かに、赤飯も残菜が多い料理の一つです。

食べた経験が少ないことが原因でしょう。

どんな料理も残菜が多いときは、「子どもが嫌うから出さない」という対応ではなく、好まれない原因を見つけて、子どもが無理なく練習できるような献立作りをすることが大切です。

この保育園さんでは、うるち米を増やしもち米の量を減らして「中華風おこわ」や「赤飯」を提供しました。毎回もち米の量を増やして、今では、もち米100%でも喜んで食べてくれるようになっています。

現場の話を聞くと、「子どもは苦手な食材や料理が本当に多いなー。」と思うのですが、反対に「嗜好を獲得する早さ」にも驚かされます。