水産白書からわかる魚離れ

水産庁がだしている平成20年水産白書の中に興味深い記載があります。

~魚離れの進行~

魚介類と肉類で1人1日当たりの摂取量の推移をみると

平成9年     魚介類 98.2g 肉類   80.3g 
平成19年   魚介類 80.2g  肉類   82.6g

10年間で肉と魚の摂取量が逆転。魚離れが進んでいることがわかります。20歳未満では、この傾向が強く現れています。

魚を食べない理由は、「骨があるから、食べるのが面倒、食べるのに時間がかかる」などです。しかし、子どもに「好き嫌い」で聞くと、「好きが45.9%、嫌いが10.6%」と好きが大きく嫌いを上回っています。人気があるのは寿司のねた。人気のネタは、マグロ、イクラ、サーモン、トロなどです。

魚離れの要因として、核家族化により、子どもに食べさせにくい食材を提供する回数が減ったことが関係しているようです。他の理由として、「調理が面倒」、「肉より割高」などがあげられています。全て大人の問題です。

日本で安定供給が可能な水産物の利用が低下することは、長期的には日本の食問題に大きな影響を与えることになります。

ブログ、お便りなどを使って魚のおしいい食べ方を紹介していきたいと思います。