栄養士さんの「やる気」を保つ

先日、大学の教授と会食させていただく機会がありました。

そこで話題になったのが、保育園に勤めた栄養士さんが2~3年で退職してしまうということ。

1年目・・・泣きながら必死でがんばる
2年目・・・少し慣れてきて落ち着く
3年目・・・単純な毎日の仕事が嫌になる

自分もこんな風だったような気がします。

食は生活そのもので、毎日、地味に健康的な食事を積み重ねることが大事。それを支える栄養士さんの仕事は毎日が単調な作業の繰り返しになるのは当たりまえ。

保育士さんたちと一緒に子供の成長を喜べばいい!と言われても、「子供がおいしく食べる食事を作って当然!失敗すれば非難される。」という毎日が嫌になるのです。

こんな卒業生に教授が提案するのは

【自分を認めてもらう機会を作ってモチベーションを維持する】ということ。

具体的な方法を考えてみました。

・給食会議で園長、保育士さんに、「来月の献立はこんなところを工夫します!」 と【頑張る宣言】をする。
・給食会議では、【総合的な評価】を自分で行い、園長、保育士に伝える。
・出来上がった料理をデジカメで撮って給食日記を公開する
・給食の人気献立カードを作って保護者に配布する。

自分たちが作る料理をアピールして、「子どもにとって健康的な食事」について、園長、保育士さん、保護者と話せる機会が増えれば、孤独感がなくなり、楽しく仕事ができるようになると思います。

「栄養士さんも子ども達のためにがんばっているね。」と言ってもらいたいんですよね。本当に、毎日40℃を越える厨房でがんばっているから・・・。

仕事が嫌になったら、自分を褒めてくれる人に自慢話(仕事の事)をしてみましょう。やる気が沸いてきますよ。愚痴は禁物です。