年末に餅つきをしました。米穀業を営んでいる我が家では、もち米の玄米を農家から仕入れるので、その後の作業も家庭で行うことになります。
餅つきは、もち米を蒸し、つき、のし、切ると多くの工程があり大変な作業です。 最近はビニール製の袋があるので、のす作業(搗いたもちを伸ばす)までは衛生的に問題がありませんが、もちの切り分け、保存時に不衛生になりがちです。息子たちは大きくなったのですが、どうも扱いが雑で任せることができません。
そんな息子たちに、手の汚れをもちを使って実証しました。
右 切る際に、もちに触れずに、そのままラップ包んだもの
左 切る際に、何も気にせず、もちを素手で触り、ラップに包んだもの
暖房をかけた部屋に1週間おいた結果です。息子は自分の手の汚さに愕然としていました。
保育園では、この実験を食パンで行うことができます。 食パンの手の形のカビが生えるのを見て、自分たちの手の汚さと、手洗いの重要性を知るのです。「手をしっかり洗いましょう。」というよりも効果抜群!
方法は
①食パンを2枚用意して実験開始
1枚目・・・お箸で袋から取り出しラップに包む
2枚目・・・手をパーに開いて食パンに手のひら全体をつけてからラップに包む
②保育室においておき、毎日子供たちと観察
湿度、温度によって異なりますが、1週間ぐらいでくっきりカビを確認できます。
③手洗いの方法を子どもたちに教える。
食パンのカビをみた子供たちは、目に見えない汚れを確認しようと一生懸命に自分の手を見回します。その日から子どもたちの手洗いが変わりましたよ。