最近、【コーヒーを多く飲むほど、総死亡率が低い】という論文が発表されました。
調査の結果では、コーヒーを飲む杯数が多くなるにつれて、総死亡率もしだいに低くなる傾向が見られたそうです。
毎日6杯以上のコーヒーを飲むグループでは、男性で10%、女性で15%、総死亡率が低下する可能性が示されました。
20歳のころから、毎日5杯以上飲み続けている私は、常にコーヒーに注目してきました。
コーヒーががんのリスクを上げるとしたら、がんに罹るだろうな。と言った感じで、コーヒーと病気の関連について思うこともしばしば・・・。
コーヒーの炎症を抑える作用や、血糖値を改善したりする作用が報告された時も、ホッとしましたが、今回は総死亡率が下がるということなので、「コーヒーをたくさん飲むことは健康に悪いことはなさそう。」と思うことができました。
しかし、コーヒーの多飲が健康に良いとは単純に思えません。
著者らも、今回の結果については、もともと健康で総死亡のリスクが低いグループがコーヒーを多く飲むのかもしれないと考察しています。
健康な人がコーヒーを好んで飲んでいるだけかもしれないということ? 見かけ上の関係。食べ物と健康との因果関係は本当に難しいものです。
やっぱり、極端な食品摂取は避けるべきなのでしょう。「偏りなく、腹8分」。これが大事なのだと思いますが、わかっていても難しい~!!!
論文を読む度に、いつもこんなことを思っています。