たまねぎは、日本人における野菜の摂取量ランキングでは、「だいこん」に次ぐ第2位。保育園でも、たまねぎを使わない日がないぐらい、たまねぎはよく使われる食材ですね。
たまねぎのおいしさは、野菜の持つ「甘味」と「うま味(グルタミン酸)」。加熱により引き出され、料理がおいしくなります。
栄養的にも万能で、食物繊維については、全摂取量の7%をたまねぎから摂取しています。他にも、鉄やカルシウムの供給源にもなっています。(わんぱくランチ月間献立より)
今回は、先月兵庫県で行われた「全国栄養士大会」の後に訪れた、淡路島のたまねぎ(生産量全国第3位)のお話です。
神戸から車で2時間ほど。「島に入ると一面たまねぎ畑??」と思っていると・・・見渡すかぎり稲田ばかり。少し車で走るとたまねぎがぶら下がっている小屋をみつけました。
中に入ってみると、ご夫婦がたまねぎの出荷作業を行っていました。
あたりまえなことですが、たまねぎの収穫は5月中~6月中頃。淡路島では、たまねぎの収穫が終わった後に稲作を行うそうです。
たまねぎ農家は、その稲作作業の合間に、保冷庫で保管しているたまねぎを出荷しているとのこと。
ご夫婦の出荷作業を見ながら、以前、保育園でたまねぎを切ったら中が茶色く、それを八百屋のおばあちゃんに伝えたところ、「玉ねぎは腐らないものだ!」と言いきられたことを思いだしました。今は冷蔵庫で保管されるため、出荷から時間が経ったものは、傷んでしまうことがあるということですね。
たまねぎは、根など整理して、1箱1箱20kgになるように箱詰めをして、農協に出荷しているそうです。
作業をしながら、
淡路島のたまねぎが、「甘くて、やわらかく、みずみずしい」ことを、ちょっと自慢気に教えてくれました。「生産量第1位の北海道のたまねぎと比べたると、甘さが違う!」と自信満々でした。
ご自身の作る野菜に誇りをもっている姿がとても素敵でした。
そして、「5月の初めてとれるたまねぎが、特に甘くておいしいから、その時期にも来てね。」と誘って頂き、お土産まで頂きました。
帰ってすぐに、お味噌汁の具にして頂きました。
包丁で切って、水分の多さに驚き!生で食べても甘みを感じることができました。
冷蔵庫にあった北海道産のたまねぎを比べると「味・食感」が全く違い、これが風土の違いなんだということを実感しました。
お礼に、当日に撮影したご夫婦のお写真を送ると、早々に下記の素敵なハガキを頂きました。
素敵な出会いに感謝したいと思います。