離乳食の作成に栄養計算ソフトは必要??

【日本人の食事摂取基準】に離乳期の基準値はありますが、厚生労働省の【離乳の支援ガイド】には、栄養目標量の記載がありません。また、監査の方も離乳食に関するコメントが少ないため、給食担当者は、「栄養計算ソフトを使って、離乳食を作成する目的は??何を入力して、どんな帳票を出力する必要があるの??」疑問に思うらしく、度々ユーザーからご質問を頂きます。

離乳食に関しては、摂取量の栄養計算を行う目的でソフトを使う意味はなく、食事を計画的に提供するために必要なのだと思います。

計画の重要性については、【離乳の支援ガイド】に記載があります。

①食べ方の計画
→離乳の開始は一口から初めて、1日2回食、3回食へと食事のリズムをつけて生活のリズムを整えていく。

②食事の計画
→食品の種類と組み合わせ、・調理形態・調理法を成長発達に合わせて工夫し、食体験を積み重ねる。

わんぱくランチでは、幼児食献立を展開して離乳食献立を作成します。各期の成長発達に合わせて献立が作成できるように、離乳各期が横並びの画面になっています。、

マーボー豆腐(幼児)→マーボー豆腐(移行期)→マーボー豆腐(完了期)
→豆腐とひき肉の旨煮(9~11)→豆腐のとろとろ煮(7~8)→豆腐のすり流し(5.6)

この時期の食体験はとても重要で、幼児期、学童期、成人につながっています。保育園の先生方は「離乳期から入園している子は、いろいろな食材を使った料理を食べているから幼児期に偏食が少ない!!」と言います。幼児期と学童期、成人の食習慣については、多くの研究で関連性が示唆されています。

計画的に離乳食を提供するために必要な事は、

・対象者の特性の把握
・食事計画
・予定献立の作成
・食事の提供
・食事摂取量の把握
・見直し

このように予定通りに実施し、見直しをしていくためには記録が必要です。

①予定献立表(幼児食と離乳食を表示)
②給食日誌(検食日誌)
③配布用献立表

計画的に行うことで、調理担当者が1人1人の子供の成長に関心を持ち、質の高い給食が提供できます。また、ソフトを使用すると、一度の入力で、多種類の帳票が印刷できるので、業務の効率化につながります。

わんぱくランチでは、離乳食機能を活用して頂くために、「はじめてみよう!離乳食」という業務マニュアルを用意しています。是非、ご連絡ください。