これは、岐阜県の郷土料理の「朴葉ごはん」。
子どもの食事研究所のスタッフが生まれ、育った場所の郷土料理です。
スタッフの友人が、
「おばあちゃんの朴葉ごはんが食べたーい。」
と、実家に帰っておばあちゃんと一緒に作ったごはんを頂きました。
この地域では、たくさん作っておひつや寿司桶に並べて、軽く押さえて、少し時間を置いたものを食べるそうです。
朴の木(ホオノキ)は落葉木で、葉は大きく長さ20センチ以上。
香りがよく殺菌作用があり、手も汚さずに食べられることからお祭りやお祝いの日の食べ物として親しまれてきたそうです。
また、手軽さから農作業の携帯食としても食べられているとのこと。
う~。みんなで手で持って「おいしいね~」と食べている姿が目に浮かびますね!!
今回頂いた朴葉ごはんの具はごぼうやきのこなど。
地域、また家庭によって具はいろいろあるようです。
スタッフの友人は、
「おばちゃんが元気なうちに作り方を教えてもらわなくっちゃ!」
と話しているそうです。
お母さんも作ることができるんだと思いますが、
おばあちゃんならではの「味」と「思い出」があるんでしょうね~。
保育園では、もともと地元の郷土料理が給食の献立の一部になっている事が多くありますが、改めて、「これが郷土料理です!」と言う事で、保護者、子どもたちにとっては意味のある料理になります。
岐阜県では、ホオノキの葉が開いてくると、「朴葉ごはんが食べれるね~。」「朴葉寿司が食べたいね~。」とみんなが話題にするそうです。
食を通して子どもから大人まで「楽しさ」を共有できます。
食文化を感じることができる郷土料理は、食育においてやっぱり重要ですね。
今回、生まれた場所を思いながら郷土料理をおいしそうに食べるスタッフを見て、とても微笑ましく感じました。