昔は大量調理といえば、回転釜で作るゴタ煮がメインでした。
しかし、最近では、病院給食、産業給食の献立がレストラン、お弁当屋さん、コンビニで売られている程、給食メニューはおいしくなりました。
何故変わったのか!
スチームコンベクションオーブンが大きな役割を果たしています。
スチコンを使うと、煮物と炒め物を同じモードで同時に作ることができるので、1品に多種類の食材を無理していれる必要がなくなりました。
スチコンを使えば、同じモードで炒め物と煮物を作ることもできます。
例えば、ハンバーグと添えの料理を作る場合
コンビモード(水蒸気量100%)
まずは170℃で
・いんげんのソテー(10分)
・にんじんの甘煮(15分)
*途中でいんげんを取り出します
次に230度に温度をあげて
・ハンバーグ (10分)
同時加熱を利用しながら、効率よく調理することができます。
いんげんは、フライパンで炒めたものと比べると、色は少し悪くなりますが、おいしく食べることができます。
スチコンを使えば、食材ごとに適した調理法で提供できるので、野菜本来のおいしさを子どもたちに伝えることができます。
子どもの食事研究所は、給食の組み合わせを考慮しながら、使いやすい料理をみなさんにお伝えしていきたいと思います。
※ 食材の切り方や食材の個体差、時季など、また、ホテルパンに入れる分量などによって加熱温度や時間は異なります。必要に応じて中心温度を確認してください。
(2020年5月更新)