幼児期からの生活習慣病予防

生活習慣病予防対策は2本立てで行われています。

・個別のアプローチ
・集団に対してのアプローチ

個別のアプローチでは、危険度がより高い園児に対してその危険度を評価し、下げる働きかけをします。具体的には発達障害やアレルギー等の危険因子と身長別標準体重の変化(幼児身長体重曲線)を継続的に評価しながら個別に対応します。

集団に対してのアプローチでは、リスクの高い人・低い人に関係なく全ての人に等しくはたらきかけて、集団全体の危険度の減少を試みる方法で、園では【肥満並びにやせに該当するものの割合】を評価しながら、食事の計画、調理及び栄養の改善を行います。

評価基準は
①身長別標準体重の変化(幼児身長体重曲線)
②①を基にして算出する肥満並びにやせに該当するものの割合
です。

体重は古くから健康と関連があると言われ、肥満ややせは年齢を問わず生活習慣病リスクを高めるためます。そのため肥満とやせを防ぎ健やかに育つ給食作りをしつつ、身長や体重から肥満ややせを評価しながら給食を提供してくことが求めらています。

また、幼児期の生活習慣は学童期、成人に持ち越されるため、園では将来の生活習慣病予防を念頭においた食事計画を行うことが求められています。給食で野菜充分に提供すること、塩分を減らすことは提唱されている事ですが、他にも、「砂糖の使い方」「油の使い方」について、改善していく必要があります。