必携・国立印刷局発行の日本食品標準成分表

栄養士さんなら必ず持っている食品成分表。

お手持ちの食品成分表には、「収載した具体的な食品についての説明、成分値の計算の根拠」の記載がありますか?

一般の書店で1000円前後で購入する成分表では、このような食品の形態、調味料の添加の有無、原材料割合などは詳しくわかりません。

次の1冊があると、食品を選択して栄養計算する時にとても役立ちます。

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日本食品標準成分表 五訂増補
発行:国立印刷局・文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会
定価 2,415円(本体2,300円+税)
http://www.npb.go.jp/ja/books/mokuroku/311721.html
●「市販のねりあんを使いたいが、成分表でどの食品かわからない。」
「04006つぶしあん」がねりあんをさします。
(「04004こしあん」や「04005さらしあん」は砂糖を加えていないものをさし、つぶしあんはこれらに砂糖を加えてねりあげたものをさす。)

●「クッキーが成分表にない。どうしよう!」
「15098のソフトビスケット」がクッキーをさします。
(砂糖、油脂などを混合し、鶏卵、水に溶かした食塩、膨剤を加えて乳化させ、さらに混合した生地を成型し、焼いたもの。4訂成分表では「クッキー」として収載していたが、クッキーはソフトビスケットの範疇に入るものであるため、ソフトビスケットにまとめた。)

わんぱくランチのユーザー様から食品についての質問をいただいた時は、必ずこの本で再確認します。地域の特有の食材などについては、「知らなかったー!」という事があります。

栄養士さんは食の専門家。食を楽しむために「食品の知識」は必要ですね!
栄養士さんにとっては、業務に役立つだけでなく、読み物としても楽しめる一冊だと思います。